スキンケア編③本格シーズン到来!“日焼け止め”の正しい選び方&使い方

 

こんにちは!

エステティシャンの杉山です^^

前回お話しした『正しい化粧水のつけ方』は、実践していただけていますか?

 

 ▼まだの方はこちら

ease-sango.hatenablog.com

 

 

 

 

美肌を手に入れるために、ホームケアで使うものや、その正しい使い方を知ることはとても大切です!

なぜなら、1年、365日行うスキンケアのほとんどが、ホームケアだからです。

 

 

もちろんエステサロンでケアをすることも大切ですが、1ヶ月に通える回数は限られていますよね。

実践できていなかったな、という方は是非もう1度見直してみてくださいね♪

 

 

 

 

さて、今回は第3弾!

今の季節にこそぜひ知っておいてほしい、“日焼け止め”についてお話します♪

 

 

 

  

 

まず、地球に降り注いでると言われている紫外線には『UV-A波』『UV-B波』が存在します。

それぞれ、私たちのお肌にどのような影響を与えているのでしょうか?

 

 

 

 

 

紫外線『UV-A』と『UV-B』がお肌に与える影響って?

 

 

 

こちらがUV-A波とUV-B波の違いです。

ひとつずつ見ていきましょう。

 

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UV-A 

 

・『たるみ』『しわ』の原因に!!

 『日焼け』や『シミ』なども引き起こす。

 

・波長が長く、ゆっくりとお肌の奥深くにある真皮層まで到達。

 窓ガラスやカーテン、衣服なども突き抜ける。

 

 ・地上に到達する紫外線の90%以上を占める。

 

 

 

 

UV-B

 

『日焼け』『シミ』『そばかす』の原因に!!

 赤くヒリヒリするような炎症や、メラニン色素を増殖させてお肌を黒くする作用がある。

 また、『乾燥』『角質肥厚』の原因にも。

 

・波長は短いが、エネルギーが強い。

 

・春~夏に増える。

 

 

 

 

UV-Bは目に見えて肌が焼けたり赤くなったりする分、この時期に増えていることを実感しやすいですよね。

しかし、こちらのグラフをご覧ください。

 

紫外線はこのように、年中降り注いでいるのです><

 

 

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紫外線対策が1年中必要である理由がわかりますね。

また、4月の時点で1月の倍量に増えていますから、今からさらに対策が必要な時期を迎えると言えます。

 

 

 

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さて、「スキンケアではアンチエイジングを意識しているけれど、紫外線対策といえば夏だけ・・・」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

なんと、老化肌の80%以上は光老化によるもの!

逆に考えると、紫外線をしっかりとブロックできていれば、今のお肌より80%も老化を防げていたことになりますね!

 

 

日焼け止めを毎日塗っているあなたも、もしかすると勿体ない使い方をしているかもしれません。

正しい知識を手に入れて、お肌を老化から守ってあげましょう☆

 

 

 

 

 

 

日焼け止めの正しい選び方 

 

 

  

 

SPFPAは何を表しているの?

 

 

日焼け止めに書かれているSPFPA

「とにかく強ければいいでしょ」なんて、選んでいませんか? 

 

 

 

SPF  サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略

 

主にUV-Bの防止効果の目安で、日焼けをどれだけ遅らせられるかを表しています。

一般的にはSPFで、何も塗っていない状態より20分〜25分日焼けするのを遅らせられるという意味です。(効果には個人差があります)

 

例えば SPF50だと、20分×50=1000分(約16時間半)の効果。

16時間ともなると、太陽が出ている時間よりも長いですね。

 

SPFがあまり高いと、お肌に余分な負担を与えてしまうので注意が必要です。

 

 

 

 

PA   プロテクション グレイド オブ UV-A(Protection Grade of UV-A)の略

 

カットするのはたるみ、シワの原因であるUV-Aです。

PAの後ろにつく『+』の数で防止効果を表します。

 

PA+             防止効果がある

PA++           防止効果がかなりある

PA+++    防止効果が非常にある

PA++++       防止効果が極めて高い

 

 

 

これらを踏まえて、 自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

 

 

 

 

紫外線吸収剤紫外線散乱剤ってどちらがいいの?

 

 

日焼け止めには、紫外線吸収剤を使って作られたものと、紫外線散乱剤使って作られたものがあります。

2つはどう違うのでしょうか?

 

 

紫外線吸収剤

 

紫外線を吸収して化学変化を起こし、放出して防ぐ方法。

SPF50PA++++などの効果が高いものには、こちらが使用されていることがほとんど。

 

[メリット]

高いSPF効果

・肌馴染みがよく、白浮きしない

 

[デメリット]

・化学変化を起こす際、お肌に刺激が起きたり乾燥することもある。

・時間が経つごとに効果が弱まりやすい性質も。

 

 

 

紫外線散乱剤

 

光そのものを跳ね返す方法で紫外線を防ぐ。

 

[メリット]

低刺激でお肌に優しい。(敏感肌の方にオススメ!)

・汗や水で取れないかぎり、塗り直す必要なし

 

[デメリット]

・肌馴染みが悪く、白浮きしやすい。 

 

 

 

どちらにもメリット、デメリットがあるので迷うところですが、ライフスタイルやシーンに合わせて選ぶのがおすすめです。

 

白浮きが気になる方は、両方が混ざったものが使いやすいと思います。

 

 

 

 

 

 

③使用量はどのくらい?

 

 

メーカーによって差はありますが、一般的には500円玉程度が必要です。

 

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少し多く感じるでしょうか。

しかし、先ほどお伝えしたSPF数値×20分で計算した効果は、日焼け止めを1㎠に2mg塗った時に得られるものなのです!

 

2、3度重ね塗りしなくてはいけない量ですが、足りてないと日焼け止めはその効果をしっかりと発揮しませんので、量を守ることは重要です!!

 

 

また、汗や水で取れた場合や、海や山など紫外線の特に強い場所では、2〜3時間おきにこまめな塗り直しが必要です。

 

 

 

 

エステティシャンのわたしのUV対策ポイント

 

 

①室内にいる時でも年中使用する

②量はたっぷり!

日常使い紫外線散乱剤タイプでSPF30〜40 PA++以上

海やレジャーでは、紫外線吸収剤タイプでSPF50 PA++++以上でこまめに塗り直す

ブルーライトカットの日焼け止め

(今回は触れていませんが、ブルーライトがお肌に与える影響が騒がれています。ブルーライトカットの日焼け止めも増えてきていますよ♩)

 

 

 

わたしは高級な美容液を使用するより、日焼け止めを毎日しっかり塗ることこそが、1番大切なことだと思っています!

みなさんも一度、使用しているものや使用量など見直してみてくださいね♩

 

 

 

次回は5月3日更新予定です。お楽しみに♪