毎月の不調から抜け出そう!~PMS~
こんにちは!エステティシャンの加藤です。
月経(生理)前になるとなんとなく、体の調子がいつもと違うな・・・
そんな経験はありますか?
月経が始まる前の約2週間の間に起こる、ココロとカラダのさまざまな不調のことを、PMS(月経前症候群)と言います。
感じ方は人によってそれぞれ。
全く感じないという方もいれば、毎月すごく重い症状に悩む方もいます。
しかし、まだまだPMSの認知度は低く、知らずに悩んでいる人も多いようです。
どんな症状が起きるの?
《ココロの不調》
・イライラする
・情緒不安定になる
・憂鬱な気分になる
・怒りっぽくなる
・落ち着かない
・不安が高まる
《カラダの不調》
・乳房のハリ、痛み
・肌あれ
・頭痛、頭が重い
・顔や手足のむくみ
・不眠、眠気
・食欲増進
・だるさ
・便秘、下痢
・・・などなど。
これらは代表的な症状のほんの一部で、その数はなんと200種類ともいわれているそう!
ですから、誰もが全てに当てはまるわけではありません。
また、同じ人でもその月によって症状が異なることもあるのです。
☆気をつけよう!
上記の症状に当てはまっても、月経の周期にともなわない場合は注意が必要。
別の病気の可能性もあるためです。
そのような場合には一度病院で検査を受けたほうが良いでしょう。
どうしてPMSが起こるの?
ツライPMSの症状。
どうして月経前になるとあらわれるのでしょう?
その原因はまだはっきりとしておらず、答えは諸説ありますが、
月経の周期にともなう女性ホルモンの影響が大きいと言われています。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
エストロゲン(卵胞ホルモン)ー「女性らしさを作るホルモン」
【働き】
●女性らしい丸みをおびた体を作る
●自律神経・感情の動き、脳の働きを整える
●卵子を包む卵胞を育てる
●精子が子宮の中に入りやすいように粘液の分泌を促す
●着床を助けるため子宮内膜を厚くする
●骨を丈夫にする
●基礎体温を下げる
プロゲステロン(黄体ホルモン)ー「妊娠を助けるホルモン」
【働き】
●着床しやすいよう子宮内膜をより厚くさせて整える
●妊娠後、妊娠を持続させる
●妊娠に備えて基礎体温を上げる
●乳腺を発達させる
●食欲を増進させる
●体内の水分を保持する
ー参考元ー
http://www.yukari-clinic.com/information/treatment/naturalhormone/
http://www.saint-mothers.jp/healthcare/circle.html
http://klc.ne.jp/womens_disease/index.html
http://www.tanaka-cl.or.jp/anti-aging/topics/topics57/index.html
http://www.minami-aoyama.info/treatment/estrogen/
これら2つのホルモンの働きは、どちらも女性の体にとってとても大切な役割を持つことがわかりましたね。
しかし、その作用が強く出すぎるために、不快な症状となってあらわれることがあるということです。
PMSの症状が出てくるのは黄体ホルモンが増えてくる時期。
過剰に分泌されたり卵胞ホルモンとの入れ替わりがうまくいかなかったりすると、さらに強く感じます。
例えば、妊娠中のお母さんの体にはたくさんの水分が必要なので『体内の水分を保持する』働きは大切です。
しかし、水分をため込みやすい状態になるので『むくみ』につながったり、腸内の水分も吸収しようとするので『便秘』になったりしてしまうというわけです。
上手く付き合っていくには?
まずは規則正しい生活を送ることが基本!
ストレスや緊張、疲労が蓄積されると、症状が強くあらわれやすくなります。
あなたはココロのトラブルとカラダのトラブル、どちらのほうが多いですか?
自分のココロとカラダの声を聞いて、自分に合った改善法を見つけていきましょう(^^)
◆ココロのトラブルが多いタイプの人は、リラックスを心がけましょう♪
毎月、気分が沈みがちになったり、不安定になることが多いあなたは、きっとふだんからがんばり屋さんなのでは?
几帳面だったり、我慢強いところも、あなたのいいところです。
だけどこの時期だけは、思いっきり自分を甘やかしてあげませんか?
★リラックスできる時間をつくる
いい香りに包まれてみる、マッサージをする、おいしいものを食べるなど、自分の好きなことをさせてあげると、ココロが喜びます♪
大人はみんな忙しいものです。忙しい私たちだからこそ、こんな時間を意識的につくるようにしてみましょう。
★無理をしない
「こうでなくてはいけない」ということは、案外多くないもの。
自分でプレッシャーをかけて、できない自分を責めていては、さらに苦しくなってしまいます。
いつものあなたはもっとできることだとしても、「今の時期はこのくらいできれば十分!」と自分のココロとカラダを受け入れてあげましょう。
◆カラダのトラブルが多いタイプの人は、適度な運動と食生活の見直しをしましょう♪
★体を動かしてリフレッシュ
ウォーキングやストレッチなどをして血行が良くなると、むくみ改善につながります。
ヨガや骨盤体操などで心身を整えたり、骨盤のゆがみを整えるのも、良いですね♪
自律神経を整え気分をスッキリさせてくれたり、ホルモンバランスを整えてくれたりするのでオススメ。
★バランスの良い食事
1日3食、バランスの良い食事を心がけましょう。
特に朝食を抜くと、イライラや眠気などの症状が悪化します。
PMSの症状緩和には、ビタミン、ミネラルの摂取が効果的。
普段の食事で足りていないと感じる人は、サプリメントで補給するのもいいですね。
また、イライラすると甘いものを食べたくなりがちですが、チョコレートやケーキに入っている砂糖は急激に血糖値を上下させるのでイライラの原因になり、無限ループ状態に・・・。
甘いものの食べすぎにも注意が必要です。
カフェインやアルコールの摂りすぎ、喫煙も避けましょうね♪
いかがでしたか?
ツライ症状を改善するためには、まずはライフスタイルを見直すことが大切です。
いろいろな方法を試して、ぜひ自分に合った改善法を見つけてくださいね♪
それでもなかなか改善されず症状がひどいと感じる場合は、一度婦人科で相談すると良いでしょう。
次回の更新予定は、12月7日です。お楽しみに(^^)/