目覚めスッキリ!快眠ライフ♪ ~後編~

 

 

みなさま、こんにちは!

 

セラピストの近藤です。

 

 

今回は、前回に引き続き“睡眠”についてお話ししていきますね。

 

 ▼まずは前編をおさらい♪ 

ease-sango.hatenablog.com

 

 

 

 

前編では、質の良い睡眠のメリット&質を上げるコツについてお話ししました。

 

後編では、さらに掘り下げて快眠の秘訣に迫りたいと思います。

 

 

 

 

まずは基礎知識★レム睡眠とノンレム睡眠

 

 

 

人の眠りには「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があり、それらを繰り返しながら眠っています。

 

 

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レム睡眠とは、眠りが浅い状態のことです。

 

「レム」とは、高速眼球運動(apid Eye Movement)の頭文字をとったもの。

浅い眠りのときには、閉じたまぶたの下で眼球がキョロキョロと動くことからそう呼ばれています 。

 

脳がその日の情報の整理をする時間なので、脳の動きは活発になり“夢”を見ます。

その反面、身体を最大限に休めることができます。

 

 

 

ちなみに、“金縛り”はこの時(レム睡眠時)に起こるといわれています。

体が動かないのに意識だけ覚醒してしまうから、金縛り状態になってしまうのですね。

 

心霊現象ではなく、疲れやストレスなどによって睡眠サイクルが乱れてしまうのが原因のようです。

 

 

 

 

ノンレム睡眠とは、眠りが深い状態のことです。

 

レム睡眠とは違い、高速眼球運動がないことからノンレム睡眠と呼ばれています。

 

 

脳の大部分が活動を休止しているので、脳をしっかりと休ませることができます。

そうすることで、ストレスや精神的疲労を取り除いたり、成長ホルモンを分泌させることができるのです。

 

 

体も休まっていますが、動かすことができるため寝返りをうちます。

 

 

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真のゴールデンタイムは『寝入り90分』!

 

 

良い睡眠のために、あなたはどんなことをしていますか?

 

・出来る限り睡眠時間を長くとれるようにする

・ゴールデンタイムと呼ばれる時間(22時~2時)にはベッドに入るようにする

 

などが挙げられるでしょうか。

 

 

 

実は、それよりももっと大切なことがあったのです!

 

 

先ほどお話しした、「人はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しながら眠っている」という様子をグラフにあらわしたものがこちらです。

 

 

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グラフを見てわかるように、寝付くとまず訪れるのが深い眠り、ノンレム睡眠です。

この最初の90分間のノンレム睡眠は、全体の中で最も深い眠り

 

 

実は、ここで深く眠ることができれば、その後の睡眠リズムが整い、朝もスッキリと目覚めることができると言います。

 

 

 

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「寝る子は育つ」というように成長に欠かせない成長ホルモンも、この時一度に大量に分泌されます。

成長ホルモンは「肌細胞の修復」「疲労回復」「脂肪燃焼」などの役割を持ち、大人にとっても必要不可欠なホルモンです。

 

 

最初の睡眠でつまずいてしまうと、どれだけ長く寝ても自律神経が乱れたり、ホルモンの分泌にも狂いが生じてしまうというわけです。

 

 

 どれだけ長く寝るか、何時に寝るか、よりも、注目すべきは

“最初のノンレム睡眠をいかに深くするか”であることがわかりますね!

 

 

 

 

 そのためにも、前編で紹介した“質の良い睡眠をとるために心掛けたいこと5つ”はとても大事です。

 

 

~5つのポイントおさらい~(詳しくは前編記事をご覧ください☆)

1.食事は就寝2~3時間前までに

2.就寝前はカフェインを控えよう

3.入浴は就寝1~2時間前までに

4.寝室は真っ暗が理想

5.好きなアロマの香りとともに眠ろう

 

 

 ぜひ実践してくださいね♪

 

 

 

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良い睡眠には『寝返り』が重要だった!!

 

 

睡眠中、右へゴロン。左へゴロン。

私たちは、自然に寝返りをうちます。

 

ただ単にゴロゴロしているだけかと思われがちですが、そんなことはありません。

 

 

 

寝返りは、“寝ている間に勝手に整体をしてくれている状態”です。

 

え?整体ってあの整体?そうです。

昼間、活動中にゆがんだ骨や筋肉を、正しい位置に戻そうとしてくれているのです!

ヒトの体はなんて優秀なのでしょう♪

 

寝返りの回数は大人で平均20~30回といわれています。

何度も寝返りをすることで少しずつ体のゆがみを修正していきます。

 

 

 

その他にも、

 

体温や布団内部の温度、湿度を調整

睡眠サイクルのリズムを整える

 ・血液循環が滞ることを防ぎ、体の負担を和らげる

 

 

といった役割があります。 

 

 

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寝返りが少ない人は、腰周りが柔軟でない人が多いようです。

寝る前にストレッチを行うことで、寝返りをしやすい状態を作ることができますよ♪

 

 

 

また、以下のような睡眠環境も寝返りがしづらくなります。

 

マットレスや布団などの幅がせまい

・枕の幅が狭い

・布団の片側を壁につけているため圧迫感がある

・同じ布団でだれかと一緒に寝ている

 

 

寝返りをしていても、自分に合っていない寝具や蒸れやすい寝具による不快感のために行われるものは、良い寝返りではありません。

 

 

できるだけ自然に行われる寝返りにしたいものですね♪

思い当たる方は、一度寝具などを見直してみると良いでしょう。

 

 

 

 

 

次回の更新予定は7月19日です。お楽しみに!