菌活編② 美人は腸から!“麹菌”
こんにちは
エステティシャンの塚田です。
前回の私の記事 『きのこ菌活』を覚えていらっしゃいますでしょうか?
お食事の中で積極的にきのこ菌を摂取することで腸内環境を改善し、
「健康」「美肌」「ダイエット」「免疫力アップ」に役立てましょう、とご紹介させていただきました。
▼まずはこちらからどうぞ
腸内環境を整えてくれる菌はまだまだあります。
というわけで、菌活編 第2弾では“麹菌”に注目していきたいと思います!
麹菌とは?
和食に欠かせない味噌、醤油、酢、酒などの調味料。
それから粕漬けなどの漬物、塩麹、かつお節、甘酒など、これらは全て麹なしには作られません。
どれも私たち日本人にはなじみ深い食材ばかりですよね♪
麹は、蒸したお米(または麦、豆など)に麹菌を繁殖させたものです。
なかでも日本酒や味噌、醤油、甘酒を作る麹菌は、「ニホンコウジカビ」という日本にしかないもの。
これが、日本の食文化特有の旨味を生むのです。
特に甘酒は、麹菌そのものの姿が残る食品。
麹の力を最も実感できる食品のひとつです。
今回はそんな『甘酒』にスポットを当てていきましょう!
甘酒の種類?
さて、甘酒には種類が2つあることをご存知ですか?
1つは米麹を発酵させてつくったもの、
もう1つは酒粕に砂糖を加えてつくったものです。
酒粕は、日本酒を作る過程でできます。
米麹に酵母菌を加え発酵してできた“もろみ”を搾ると、日本酒と“酒粕”に分けられるのです。
主な栄養素はどちらも変わりません。
違うのは、甘さの種類とアルコールの有無。
米麹の甘酒は、米麹の発酵により分解されたデンプンから作り出される糖(ブドウ糖)の甘さ。
お米をかめばかむほど甘くなるのと同じ理由ですね。
しかし酒粕は甘くありません。そのため、飲みやすくなるよう砂糖を加えるのです。
また、アルコールも含みます。
よって、お子様やカロリーを気にする方には米麹の甘酒がおすすめです♪
【飲む点滴!?】“甘酒”
よく「飲む点滴」なんて呼ばれるのも、米麹の甘酒です。
「飲む点滴」と聞くと「なるほど栄養満点なんだ!」と思いがちですが、実はそのような意味ではありません(^^)
そもそも点滴の中身は、栄養価の高いものは入っていません。
中身をわかりやすく言うと、食塩水にカリウムと乳酸を少量溶かした成分なのだそう。
これにブドウ糖や薬を加えたものがあります。
点滴は、自分で飲食できない、または緊急を要するときなどに、直接血管の中に投与することで、生きるのに必要な水分などをいち早く体内に行き渡らせることができます。
甘酒が点滴に例えられるのは次の2点、
1.似ている成分(水分、カリウム、ブドウ糖など)を摂取することができる。
2.すでに麹菌によってデンプンが分解されてブドウ糖になっているので、消化を待たずに吸収することができる。
これらが共通するためだったのですね♪
ビタミンB群、必須アミノ酸、食物繊維、オリゴ糖、パントテン酸、
さらには 美白成分『コウジ酸』も含まれています。
さらにさらに!近年、最強の抗酸化成分『エルゴチオネイン』も含まれていると発表されました。
体にもお肌にもウレシイ栄養素が摂れることは、間違いありません☆
麹菌パワー
そんな栄養たっぷりの甘酒をつくる麹菌は、さまざまな酵素を作り出す働きを持ちます。
これらの酵素には、消化吸収、食物繊維の分解、ビタミン類の生成を助けてくれる力があります。
また、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を作って腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が整えられることで健康、美肌、ダイエット、免疫力アップに繋がるわけですから、これはぜひ積極的に摂り入れていきたいですね!
ただし酵素は熱に弱いので、生甘酒を購入するか、手作りするとより良いでしょう♪
一日の目安はコップ1杯。(約200ml)
糖分をすばやくエネルギーに変換することができ、酵素も摂ることができるので、朝食に置き換えるのもおすすめです。
そのまま飲んでも、豆乳や牛乳で割って飲んでもOKですよ~。
私のおすすめは豆乳割り♪
飲みやすくなるだけでなく、豆乳に含まれる女性ホルモンに似た大豆イソフラボンも同時に摂取できるからです。
easeエステでもさっそく1月から季節のドリンクとしてご用意しております。
ご興味のあるお客様は、ぜひこの機会にeaseのエステにお越しくださいませ。
次回は2月15日更新予定です!お楽しみに♪