1日1個のりんごで医者いらず!?
こんにちは
エステティシャンの塚田です。
実りの秋。
たくさんの果物が店頭に並ぶ季節になりましたね。
一年を通して店頭に並んでいる『りんご』も、旬の季節は秋~冬です♪
“An apple a day keeps the doctor away.“
『1日に1個のりんごは医者を遠ざける』とは、古くからある英語のことわざ。
そのくらい、りんごは健康に良い食材とされてきたのです。
今回は、どうしてそのように言われているのか調べてみました!
りんごの健康効果5つ
まずは気になるその効果。
りんごにはたくさんの健康効果があります。
こちらでは5つにまとめてご紹介!
1.整腸作用
りんごは整腸作用に優れていて、便秘にも下痢にもよい食材です。
そのカギを握るのは、りんごに豊富に含まれる食物繊維の“ペクチン”。
“ペクチン”は水に溶けるとゼリー状に固まります。
そして、便秘のときは水分のなくなった便をやわらかくして排便を促し、下痢のときはゼリー状の膜になって腸壁を守ってくれるのです。
さらに、乳酸菌などの善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。
乳酸菌が悪玉菌を退治したり、腸のぜん運動を活発にしてくれるので、便秘も下痢も改善してくれるというわけです。
2.生活習慣病の予防
生活習慣病とは、食事や運動、ストレス、喫煙、飲酒などの生活習慣がその発症・進行に深く影響する病気の総称をいいます。
肥満や高血圧、脂質異常(コレステロールや中性脂肪が基準より多い状態)などは、その予備軍です。
それらを放置していると、動脈硬化が進み、やがて心筋梗塞や脳卒中などにつながるのです!
りんごには、それらを予防してくれる成分が含まれています。
<高血圧症>
日本人は、醤油や漬物などどうしても塩分の摂取が多くなりがちです。
血液中の塩分濃度が高くなると、それを下げるために全体の血液量が増えます。
すると、心臓から送り出す血液の圧力を高くしなければならず、高血圧症を引き起こします。
りんごには、余分な塩分(ナトリウム)を排出してくれる“カリウム”と“ペクチン”が豊富に含まれているのです♪
<脂質異常症>
脂質異常症とは、悪玉コレステロール値や中性脂肪値が高い、または善玉コレステロール値が低い状態の総称です。
以前は高脂血症と呼ばれていました。
数値が基準より高いこと以外に症状はありませんが、静かに全身の動脈をむしばみ、やがて動脈硬化を引き起こすのです。
りんごには、コレステロール値の上昇を抑える“ペクチン”や、中性脂肪値の上昇を抑える“りんごポリフェノール”が含まれます♪
LDL(悪玉コレステロール)が病気や老化の原因と言われる活性酸素とくっつくと、酸化LDL(超悪玉コレステロール)になります。
酸化LDLは動脈硬化を引き起こしたり促進したりし、これが【心臓病】【脳卒中】の原因となります。
りんごに含まれる“りんごポリフェノール”は、数あるポリフェノールの中でもその抗酸化力がずば抜けて高いことで注目されています。
また、りんごからポリフェノールの成分だけを抽出したサプリメントを服用した実験では、りんごそのものほど効果が得られなかったそう。
このことから、りんごにはポリフェノールの吸収を促すほかの活性成分が含まれているようだ、と考えられているそうです。
<糖尿病>
アメリカでは、「リンゴをよく食べる人は食後の血糖値の上昇が少なく、満腹感も続きやすい」という研究結果が出たそうです。
(デラウェア大学『炭水化物の摂取による血糖値と満腹感の関連』)
とはいえ、食べすぎには注意しましょうね。
3.美肌効果
抗酸化作用が高い“りんごポリフェノール”がアンチエイジング効果をもたらしてくれます。
「美肌は腸から!」ですので、上でご紹介したように“ペクチン”によって整腸作用に優れている点も素晴らしいです♪
また、“ビタミンC”やむくみ解消にも効果的な“カリウム”も含みます^^
4.疲労回復
りんごの酸味は“クエン酸”と“リンゴ酸”によるもの。
“クエン酸”が乳酸を分解して疲労を回復させてくれ、さらに“リンゴ酸”がその働きを助けてくれるそうです。
また、“リンゴ酸”には胃腸の働きを活発にしてくれる効果もあるので、食欲増進にも繋がります。
5.精神安定
りんごの爽やかな甘い香りには、精神を落ち着かせたり、ストレスを緩和させたりする作用があるとも言われています。
枕元に3個置いて眠ると安眠できる、りんご風呂に入るとリラックスできる、なんてお話もあるそうですよ。
りんごは皮をむいて食べる派?丸かじり派?
ちなみに私は皮をむいて食べる派でした。
ですが・・・!
今回何度も出てきた“りんごポリフェノール”“ペクチン”“カリウム”は、皮や皮と実の間に多く含まれているというのです!!
なんということでしょう。
せっかく食べるのなら、体に良い成分をしっかり吸収したいものです。
これからは皮も一緒に食べるのが良いですね^^♪
しかし、今まで皮をむいていたのは、皮に付いた農薬が気になっていたから・・・。
そこで調べてみると、日本の残留農薬の基準値は世界一厳しく、収穫後の検査も大変厳しいとのこと。
そして水溶性の農薬は流水でしっかり洗えばほとんど落ちるのだそうです。ホッ!
(もしもそれでも気になる場合には、1リットルの水に食用の重曹(大さじ4)を入れ、1分間ほどつけてから洗うという方法もあります。)
もちろん丸かじりもいいですし、皮ごとすりおろしたりスムージーにしたり、
皮ごと焼いて焼きりんごに、皮ごとジャムに、皮付きのまま薄くスライスしたものを乾燥させてりんごチップスに・・・と、色々なアレンジができそうです♪
さまざまな病気の予防に役立つりんごパワーをご紹介させていただきました。
予防や健康維持に役立てていただければ嬉しいです!
体調がおかしいなと感じた時には、まずは医療機関を受診してくださいね。
ちなみに、何でも食べ過ぎは禁物です!
1日1個を目安にしましょう♪
次回更新は10月18日を予定しております。お楽しみに!