菌活編③すごいぞ!“納豆菌”

 

こんにちは。

エステティシャンの塚田です。

 

 

昨年秋から続く、『菌活シリーズ』はチェックしていただけましたか?

 

▼まだの方はこちらからどうぞ!

 ー第1弾ー『きのこ菌』
ease-sango.hatenablog.com

 

 ー第2弾ー『麹菌』

ease-sango.hatenablog.com

 

 

 

 

 


 今回は菌活編 第3弾!

“納豆菌”に注目していきたいと思います♪

 

 

 

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納豆=健康的な食品であるという認識は、多くの日本人が持っていることでしょう。

 

 

 

 

だって大豆ですし、発酵食品ですし・・・ね、カラダに良い!ということは間違いなさそうですものね。

はたしてどんなイイコトがあるのでしょうか?

その魅力を探っていきましょう! 

 

 

 

 

 

すごいぞ!納豆菌!

 

 

 

納豆菌とは、文字通り納豆を作るときに用いられる菌です。

 

 

昔、納豆を作るときには、このように煮豆を藁などに包んで発酵させていました。

 

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藁などの枯れた草を水に浸けて煮沸すると、ほとんどの微生物は死滅しますが、生き残る菌がいます。

 

そうです、それが納豆菌なのです!

(煮沸されても死なない菌・・・強いですね~!)

 

 

 

 

 

 

ほかにも納豆菌は、

 

・栄養源なしで100万年以上生きると推測される

・100℃に熱しても-100℃に凍らせても死なない

・酸やアルカリにさらされても死なない

・一度口から摂取すると4~5日後の便の中にも大量に検出される

 

 

・・・なんて言われていたりします!タフですね!

 

 

 

つまり、に強く、胃酸に負けることなく、生きて腸まで届くということです。

 

 

 

 

 

 

納豆菌のはたらき3つ

 

 

 

さて、生きて腸まで届いた納豆菌は、どんな働きをしてくれるのでしょうか?

 

 

 

①腸内細菌のバランスを整える

 

 

熱に強い納豆菌は、腸内でも発酵し続け、腸内を酸性化します。

 

酸性化することで腸内の善玉菌は増殖しやすくなり、活発化させてくれるのです。

逆に、悪玉菌の増殖は抑え、発ガン物質や有害物質を減少させたり、悪いものを外へ排泄するはたらきもします。

 

これによって便秘が改善され、便のニオイも和らぎます♪

有害物質を分解する肝臓の負担も軽くしてくれます。

 

 

 

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②腸の免疫力UP!

 

 

『腸の健康=カラダの健康』と言っても過言ではありません。

カラダの免疫力を上げるには、腸の免疫力を上げることは必要不可欠です。

 

 

納豆菌には、有害な細菌やウイルスからカラダを守ってくれるはたらきがあり、病原性大腸菌O-157への抗菌効果も認められています。

 

また、ガン細胞と戦う免疫細胞を活性化させる物質を誘発することから、ガン抑制の効果があるとも言われているそうです。

 

 

 

 

③ナットウキナーゼ効果!

 

 

“ナットウキナーゼ”という栄養素を耳にしたことがあるでしょうか?

 

納豆菌が発酵する過程で作られる酵素で、これまたすごいのです。

 

 

ナットウキナーゼの最大の特徴は、血栓を溶かす作用を持つところです。

カラダが持つ血栓溶解酵素の働きを活性化させたり、血栓の溶解をジャマする物質を分解したりと、さまざまな面からアプローチしてくれます。

 

 

そのほか血液をサラサラに改善し、血圧を下げる作用があることもわかっています。

心筋梗塞脳梗塞脳卒中、心臓病など、血栓性疾患の予防・改善に効果的です。

また、老化の原因である活性酸素を除去するチカラも◎

 

 

※ナットウキナーゼは熱に弱いので(40度くらいまでOK)、アツアツごはんにのせたり加熱調理をするのは避けると良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

納豆菌の主な3つのはたらき、いかがでしたか?

実はこのほかにも、豊富なビタミンが含まれています♪

 

 

 

〇ビタミンK2

骨の形成を高め、カルシウムが出ていくのを抑えてくれる。

 

〇ビタミンB群

糖質や脂質を効果的にエネルギー化。中性脂肪抑制・ダイエット効果も。

 

〇ビタミンE

血流促進、活性酸素除去でお肌の老化を防ぐ。ホルモン分泌を促進し、更年期障害のトラブル(頭痛や肩こり、冷え)を軽減させてくれる。コレステロールの酸化も抑え、動脈硬化を抑える効果も。

 

 

 

こんなにも魅力的な効果ばかり・・・毎日食べたくなってきますね(^^)♪

 

 

 

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納豆の健康効果がパワーアップ!?3つのポイント★

 

 

 

さて、このすばらしい健康効果。もっとパワーアップさせる方法があるのです。

どうせ食べるのなら、より効果的に取り入れていきたいですよね。

 

最後に、効果的な食べ方3つをご紹介します。

 

 

 

<その1>

ひきわり納豆を選ぼう

 

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もちろん普通の粒納豆でも栄養成分はたっぷり。

 

でも、より多くのナットウキナーゼやビタミンKを摂りたいのなら、ひきわり納豆がオススメです。

 

なぜなら、大豆を砕いて作られるひきわり納豆は、粒納豆にくらべて表面積が大きくなるからです。

 

納豆は発酵によって栄養価が高まります。

 

ひきわり納豆は皮が含まれない分、食物繊維等の量は減りますが、

表面積が大きいため発酵分解が進み、ナットウキナーゼ等の含有量が高まるというわけです。

 

 

 

 

<その2>

食べる時間帯で効果が変わる!?

 

 

【朝】

大豆のタンパク質が熱を体内で作り、代謝をアップ!

冷え性が気になる方は食べるのもいいですね♪

 

 

 

【夜】

寝ている間は水分を摂らないため、血液がドロドロになりやすい状態です。

そのため血栓症がもっとも起こりやすい時間帯はなのだそう。

 

 

 

ナットウキナーゼが血液サラサラ効果を発揮するには食後4~10時間かかると言われていますから、逆算するとに食べるのが良いと言えるでしょう。

 

 

ちなみに、血栓症のリスクは35歳をむかえると格段に上がると言われていますので、当てはまる方はぜひ夜に召し上がることをおすすめします!

 

 

また、タンパク質が就寝時の成長ホルモンの材料となり、美肌を作るサポートもしてくれますからウレシイですね♪

 

 

 

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<その3>

はじめよう!1日1パックの納豆習慣

 

 

 

納豆菌や乳酸菌などどんなに体にいい菌も数日で体外に排出されるため、続けることが大事です。

 

ただ、摂りすぎにもご注意を。

 

 

摂りすぎると、大豆に含まれるイソフラボンの影響で、子宮内膜症のリスクや乳がんの再発リスクが上がるという報告があがっているためです。

 

といっても、すぐに健康被害が出るわけではないので、適量を心掛ければ安心して食べて大丈夫です。

 

 

食品安全委員会によると、大豆イソフラボンの目安摂取量は、毎日摂取する場合は平均して1日75mgが上限、とのこと。

1パック50gの納豆に換算すると、1日1~2パックまではOKです。

 

 

 

 

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1日 納豆1パック!あなたもはじめてみませんか?

 

 

 

 

次回更新は6月7日を予定しています♪お楽しみに!